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アジ(鯵)
料理方法
ミニ知識
- 北海道から東シナ海までの浅海から深海までに広く棲息する馴染みの魚。
- 西日本での産卵最盛期は1月から5月で、成魚では体長40cmになる。
- 「岬アジ」「奥地アジ」「関アジ」など、場所や時期でブランド化。
- 青魚だが、クセのない白身で、旨みが強く栄養価も高い。
- 旬は春から夏だが、全国的に年間を通じて美味である。
旬の季節
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アジ(マルアジ)
料理方法
ミニ知識
- 断面が丸くほっそりしている。断面の形状から「丸鯵」と書く。
- 体長は25縲鰀40cmになり、マアジに似ているが、青みがかっている。
- 南日本から東シナ海が生息域で、産卵期は5月から8月。
- 秋深まってから春までに愛媛や福岡で獲れるものは有名。
- 刺身等の他、なめろう(みそたたき)や、それを焼いた「さんが」も著名である。
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イサキ
料理方法
ミニ知識
- 暖海性で本州南部以南に分布。
- 沿岸の水深5から50cmの岩礁底に住み、夜間は表層まで浮上することがある。
- 若魚(20cmくらいまで)は背に三本の黄の縦帯を持つが、成熟すると不鮮明になり、体長40cmくらいになる。
- 初夏の産卵直前頃から秋にかけてが脂もの乗って美味しい。
- 眼はどんなに新鮮でも曇ってみえる。眼よりもえらの色、体のつや、張り具合で鮮度を見る。
旬の季節
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アマギ(イボダイ)
料理方法
ミニ知識
- 体は左右に扁平で、体高は高い。全体が白みがかった銀色である。胸びれ上方 に褐色の丸い大きな1個の班点がある。これがイボオと呼ぶお灸の跡に似ていることからイボダイと名付けられたといわれる。
- 宮城・秋田県以南、東シナ海に住み、体長は20cmになる。
- 幼魚は表層で暮らすが、成魚になると沖合の低層に住み、夜間浮上する。
- 体は粘液で覆われ、うろこははがれやすい。
- 主に、トロールや底曳き網漁法で捕獲される。
旬の季節
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イカ(松烏賊)
料理方法
ミニ知識
- スルメイカの関西以西での俗称で、九州近海から東シナ海が主な産卵場。
- 産卵場から黒潮や対馬海流にのり、成長しながらオホーツク海付近まで行き、成熟すると南下回遊に移り、国内各所で捕獲できる。
- 大きさも各種あるが、大型のものでは、30cm程度の大きさになる。
- 主に、底曳き網で捕獲される。
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イカ(ヤケイカ)
料理方法
ミニ知識
- シリヤケイカの別名で、北海道以外の日本全国に分布し、砂泥の海底近くに生息。
- コウイカに似ているが、胴の後端から赤茶色の分泌液をだす。
- 旬は春で、外套長は20cm程度になる
- あまり人気はないが、甘味があって、食べた人には人気がある。
- 甲をつけたまま干物にした「甲つきするめ」も有名。
旬の季節
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エビ(イセエビ)
料理方法
ミニ知識
- 日本全国で水揚げされるが、三重県が多いので「伊勢海老」と書く。
- 熱帯域の浅い海に生息する大型のエビで、体長は20縲鰀30cmで、40cmにもなる。
- 漁期は10月から5月が主で、5月から8月の産卵期は、漁を控える場合が多い。
- 「生で良し、焼いて良し、茹でて良し」の海の王様で、日本では高級食材の代表格。
- 長い髭と曲がった腰から長寿のシンボルとされ、縁起の良い食べ物としても貴重な食材。
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エビ(クルマエビ)
料理方法
ミニ知識
- 黒い縞が頭胸甲には斜め、腹部には横に入り、これが車輪に見えるので「車海老」という。
- 日本近海からオーストラリア北部、南アフリカまで、インド太平洋沿岸に広く分布する。
- 体長は15cm程度になり、メスの中には30cmになるものもある。
- 1年を通して漁獲されるが、特に夏の漁獲が多く、旬も初夏から秋とされている。
- 料理法は多種多様で、味も良いので、高級食材として扱われる。
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エビ(海老・蝦)
料理方法
ミニ知識
- 体表はキチン質の殻におおわれ、頭胸部と腹部に大きく分けられる。
- 頭胸部には13対26本の付属肢があり、触角、大・小あご、顎脚、歩脚に変化する。
- 食用として代表的なクルマエビ科のアカエビ他多くの種類があり、親しまれている。
- アカエビなどは、相模湾以南の内海の砂泥地に生息し、瀬戸内海にも多い。
- イセエビのように高級ではないが、手頃な食材として流通している。
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イワシ
料理方法
塩焼き | 煮付け | 酢の物 | 刺身 |
たたき | シラス干し | 干物(目刺) | 練り製品 |
ミニ知識
- マイワシ「真鰯」が代表格だが、名称は各地で異なる。
- 全長は30cmに達するが、20cmくらいまでが多く、体形は紡錘形で細長い。
- 樺太から南シナ海までに分布し、瀬戸内海にも多い。
- 産卵期は冬から晩春(2縲鰀5月)で、夏から晩秋には脂がのって美味。
- 大衆魚として食用にされるが、飼料や肥料への利用が多い。
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カタクチイワシ
料理方法
ミニ知識
- 「片口鰯」と書き、目が頭部の前方・口が頭部の下面にあり、目の後ろまで開く。
- 西部太平洋に生息し、樺太南部から本州の日本海・太平洋岸、台湾まで分布する。
- 体長は14cmほどだが、18cmにも達する。産卵期は1年中だが、春と秋が多い。
- 愛媛県の名物の「ホータレ」もカタクチイワシのことで、旬は1縲鰀2月。
- 広い範囲の食材だが、干し物としての目刺・ちりめん・しらす干し等の利用も多い。
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カツオ(鰹)
料理方法
ミニ知識
- 世界中の熱帯・温帯海域に分布し、日本近海にも多い。
- 体長は1mを超え、紡鐘形の体形で、丸みが強く太い。
- 一年中食べられるが、初カツオ(5/6月)、戻りカツオ(9/10月)は有名。
- 産卵期は夏と冬だが、赤道周辺では周年。国内では、多くは春に産卵。
- カツオ節、なまり節、せんじ・いろり、酒盗(塩辛)等、各地の名産品が多い。
旬の季節
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カマス
料理方法
ミニ知識
- 一般に「カマス」と呼ばれるものはアカカマスで、ホンカマスとも呼ばれる。
- 関東以南の全国各地で漁獲され、特に、アカカマスは南日本に多く見られる。
- 白身の魚で、秋になると脂がのって上品な味になる。
- 産卵期は初夏から夏で、水揚げは通年されるが、旬は晩秋から春。
- 鱗のついているもの、腹側の白いもの、排泄口の締まっているものが良い。
旬の季節
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カレイ
料理方法
ミニ知識
- アマテカレイ(アマタカレイ)とも呼ばれるが、正式名称はマゴカレイ。
- 北海道南部から大分までの沿岸に生息し、体長は30cmから40mになる。
- 産卵するのは冬で、眼は小さく、口はややとがっている。
- 生後すぐは、普通の魚のように左右対称だが、成長すると、左側に横たわる姿になる。
- 身が厚く、程良く熟成させると、一層うまみが増してくる。
旬の季節